地域情報ブログ

企業2025.04.30

【長野から全国へ】皆に愛される地域密着型の菓子メーカー「株式会社北川製菓」を紹介

リージョナルキャリア長野のコンサルタント、中山です。

皆さんはドーナツ好きですか?疲れて甘いものが欲しい時、口いっぱいにドーナツをほおばると、幸せな気持ちになるという方も多いと思います。
そんなドーナツをはじめとしたスイーツの製造・販売を行っているのが、長野県駒ケ根市の菓子メーカー「株式会社北川製菓」です。

この記事では、地元で愛される北川製菓の取り組みや魅力をご紹介します。
長野県へのU・Iターン転職を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

株式会社北川製菓

(左から 弊社コンサルタント 太田/同社 代表取締役 北川様/筆者 中山)

おやつ&スイーツのソリューション企業「北川製菓」とは?

株式会社北川製菓

(写真はすべてリージョナルキャリア長野撮影)

【本社所在地】
長野県駒ケ根市赤穂14-329

【事業所住所】
駒ヶ岳工場 / 長野県上伊那郡宮田村1934-5

【設立年】
1977年7月27日(創業1958年7月)

【従業員数】
154名(2024年10月時点)

【売上高】
21億6,800万円

【事業内容】
ドーナツをはじめとしたスイーツ等の製造・販売

【公式HP】
https://www.kitagawa-seika.co.jp/

北川製菓は、もともと飴の製造・販売からスタートした企業です。その後、でんぷんを原料とした煎餅やかすてらドーナツの製造を始め、本格的な菓子メーカーとしての道を歩み出しました。やがて地元の大手菓子流通問屋と取引を開始し、1985年にはあんドーナツやドーナツファミリーなど、長く愛される定番商品を次々と生み出しました。

その一方で、名古屋や東京を中心とした全国展開の販路拡大にも取り組んでいます。さらに、2019年にはイタリア料理の前菜「ゼッポリーネ」の量産技術を確立し、外食産業へ進出しました。地域に根ざしながらも新たな挑戦を続ける同社は、仕事を通じて成長を目指す方やスケールの大きな仕事がしたい方にとって、非常に魅力的な環境だと言えるでしょう。

美味しいだけじゃない!安全・安心にこだわった商品づくり

株式会社北川製菓 商品

北川製菓のドーナツは、懐かしさを感じる素朴な美味しさが特徴です。全ての商品には、安心して美味しく味わえるよう、開発・製造技術者の試行錯誤が詰め込まれています。こちらでは、そんな商品づくりにおける同社のこだわりを2つご紹介します。

■消費者ニーズに沿った新しい商品の開発

開発当初はまだ普及していなかった個包装のパッケージ、長期保存可能で解凍しなくても味わえる冷凍ドーナツ、大手アミューズメントパークのキャラクターとタイアップした商品など、常にユーザー目線で新しい商品を開発してきました。

美味しさの追求に加え、あらゆるシーンに合う食べ方を提案する同社の商品開発は、原材料メーカーや卸先とのスムーズな連携によって実現されています。

■厳しい基準をクリアした安心・安全の商品づくり

同社は、厳しい品質基準で知られるCO-OP(生活協同組合コープ)との取引をきっかけに事業を大きく前進させました。2019年には食品安全マネジメントシステムの国際規格「FSSC22000」を取得し、安全性への確かな信頼を築いています。

現在では大手小売店のPB商品に採用されるなど、美味しく安心な菓子メーカーとして国内需要が伸び続けている注目の企業です。

「集合知」の力で成長する企業文化

株式会社北川製菓 インタビュー風景

先日、代表取締役社長の北川浩一様にインタビューを行いました。

先代の家業として始まった創業期から、現在の規模へと成長を遂げるまでの軌跡について、熱い想いと共に語っていただきました。特に印象深いのは、「どうしたら選ばれる商品を作ることができるか」「新しい販路をいかにして開拓していくか」を追い求めてきたこれまでのエピソードです。

北川製菓は、人材の力によって数々の課題に挑戦し、成長を重ねてきました。同社には、社長の想いに呼応する形で、各所から優秀な人材が集まっています。人が増え、知識が結びついたことで、これまでにはなかった新たな知見が生まれ、より働きやすい環境が整えられていきました。これを同社では「集合知」という言葉で表わしているそうです。一方で、こうした人の縁というものは、誠実に事業を行ってきた企業姿勢の表れとも言えます。経営者としての実行力に加え、そのお考えに強く惹かれるものを感じました。

重要なのは、一人だけの力ではなく、「もっと良い会社をつくりたい」という想いのもとに集まる皆さんのアイデアや技術を合わせること。実際、これによって同社の生産性は向上し、結果的に休みが増えるなど、待遇面の改善にも繋がっています。この相乗効果こそ、企業や組織を大きく成長させるポイントなのではないでしょうか。
 

株式会社北川製菓の求人情報

北川製菓では、2025年夏に最新設備を導入したスマート工場が新たに稼働するそうです。
ここでは、主力商品である冷凍ドーナツの量産を予定しており、新たな人材を積極的に採用しています。

食品メーカーの製造(リーダー候補)

食品メーカーの商品開発

製菓工場の生産管理

※「2025年4月30日」時点の求人情報となります。閲覧されるタイミングによっては掲載が終了している場合もございますので、あらかじめご了承ください。

当社「リージョナルキャリア長野」は、株式会社北川製菓と連携し、最新の採用情報をご案内いたします。同社に興味をお持ちの方や長野県へのU・Iターン転職を検討されている方は、ぜひリージョナルキャリア長野にご相談ください。

この記事を書いた人

コンサルタント 
中山 祐二

バックナンバー

企業

2025.04.30

【企業紹介】フルーツ王国長野を支える地元企業2選

リージョナルキャリア長野のコンサルタント、山下です。 長野県は全国でも有数の果物の名産地です。私の住んでいる北信エリアでは至る所に果樹園があり、りんごやぶどう、さくらんぼなど、季節ごとにさまざまな果実を楽しむことができます。長野固有の品種も数多く、りんごなら秋映やシナノスイート、ぶどうではナガノパー

企業

2025.03.31

【長野県】転職活動のヒントになるかも?地元企業の新工場建設情報を紹介

リージョナルキャリア長野のコンサルタント、中山です。 国内外を取り巻く市場環境は刻々と変化しており、企業も時代の流れに沿って変容を求められています。長野県には、こうした市場の変化に対応するために工場の増設を進める地元企業もあります。 ただし、増設には新たに設備を導入したり、人員を増員したりすることが

企業

2025.03.31

【長野市・須坂市】日本のものづくりを支える鋳物メーカー「株式会社コヤマ」を紹介

リージョナルキャリア長野のコンサルタント、浦野です。 豊かな自然に囲まれ、観光地としても人気の長野市。ここには自然の美しさを象徴する犀川と千曲川が流れています。 今回ご紹介する株式会社コヤマは、この2本の川に囲まれた三角地帯におよそ東京ドーム2個分の広大な敷地を構える鋳物メーカーです。同社は長年にわ

企業

2025.03.15

【長野県岡谷市】100年先の未来を見据える自動車部品メーカー「TPR株式会社」

リージョナルキャリア長野のコンサルタント、渡邉です。 皆さんは普段自動車を運転していますか? 私たちの暮らしと密接に関わる自動車ですが、長野県岡谷市には、パワートレイン分野に特化したTPR株式会社の技術センターとピストンリングの製造拠点があります。パワートレインとは、車両エンジンを動かすための部品や

企業

2025.02.28

【長野市】福利厚生サービスのパイオニア「株式会社ベネフィット・ワン」 を紹介

リージョナルキャリア長野のコンサルタント、浦野です。 長野県は、地元に本社を構える地域密着企業ばかりではありません。本社が東京にありながら、雇用創出と地域経済の活性化を目的に、長野県を拠点とする企業がいくつもあるんです。 その中から今回は、2022年に長野市に新拠点を開設した福利厚生サービスのパイオ

他の記事を検索する

検索

ページトップへ戻る